

Roland RH-300を国内最低価格保証のサウンドハウスでみる
Roland RH-300
希望小売価格17,640円
■■■Roland RH-300機材情報■■■
Roland RH-300を箱から出してまず驚くのはデザインが
スタジオ・モニターの次期定番を狙っているのだという想いが伝わってきます。
MDR-CD900STはスタジオでよく使用されているので、
モニター用ヘッドフォンの新製品は、どうしても比較されてしまいます。
そこで今回は両者の比較をしてみたいと思います。
まずはスペック、どちらも形式は密閉ダイミック型。
再生周波数帯域はRoland RH-300が10~25,000Hz
なのに対して、MDR-CD900STが5~30,000Hz。
最大許容人力は1,600mW対1,000mW、インピーダンスは40Ω対63Ω、
本体重量は250g対200gです。
ここから想像できるのは、Roland RH-300の方が
パワーを突っ込めて、なおかつ同じパワーのヘッドフォン・アンプで
鳴らした場合に音量が大きく感じるのだろうということです。
Roland RH-300を早速装着してみます。
重さも大きさもさほど変わらない両者でありますが
装着感には随分と違いがあります。
Roland RH-300の方が装着感が強い。
かといって締め付けが強いというわけではないのが
なかなかうまいセッティングだと思います。
またRoland RH-300の方がユニット部が一回り大きく、
イア・パッドの中に耳がすっぽり収まる大きさなのも好印象です。
では肝心の音のチェックをしてみます。
Roland RH-300は密閉感があるのでかなり低域が
強調されていると予想しましたが、それに反してかなりナチュラルな低域です。
パワー感も十分。大きな音で聴いても耳が痛くなりません
早速EQをかまして特性を探ってみると、3.5kHz辺りがへこんでいる感じです。
この帯域はスネアなどリズム関係の派手さを出す部分なので
随分と曲の印象が違って聴こえます。
そこでEQで3.5kHz辺りを4dBくらい持ち上げてみる。
するとMDR-CD900STで聴いていたときと近い感じになりました。
しかしこれはMDR-CD900STと比較すればの特性ではMDR-CD900STが
3.5kHzに若干のピークがある特性であるのを考えると、
Roland RH-300のほうがクセが無くフラットに
近い特性であるとも言えると思います。
今や自宅でミキシングしている人が随分多くなってます。
その多くは大きな音が出せないような住環境だったりします、
お値段など十分にリスニング・モニターとして使用できると感じました。
許容人力レベルの大きさも楽器などで直接使用する際に
大きな武器になるのではないでしょうか
■■■Roland RH-300スペック■■■
■形式:密閉型ダイナミック・ステレオ・ヘッドフオン
■周波数特性:10Hz~25kHz
■インピーダンス:40Ω
■感度:101dB/mW
■最大入力:1,600mW
■重量:250g(コードを除く)

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