
■■■機材情報■■■
1988年に発売された1Uラックのドラム音源モジュール
当時は同社のME25T(パッド-MIDIコンバーター)からトリガーするためにも使われていました。
デフォルトで16のドラムサウンドが収録されているROMカード付属、オプションのROMカードは最大2枚のカード(Ext1とExt2)を同時に使用できます。
しかしながら、ROMカードストットがフロントに1基、リアパネルに1基搭載していましたので、ラックマウントしてしまうとリアパネルのROMカードの交換がたいへんでした。
この辺はラックマウントする際に工夫が必要だって事を思えています。
搭載している2 x2桁のLCDディスプレイのみでのエディットとなりますが、サウンドを編集および変更できます。
ピッチ、ピッチモジュレーション、VCAエンベロープ、VCAモジュレーションなどを調整できます。
もちろんサウンドを任意のノートに割り当てることができ、8つの個別の出力があり本格的なアウトボード処理やミキシングも行えるようになっています。
80年代独特の重みのある荒い音質で
当時の音を再現したい方や
個性的なドラム音が欲しい方に納得頂ける音源と思います。
このドラム音源モジュールの特徴は
音源は16bit PCM方式を採用しておりますが
出力段にアナログ回路(VCA)を搭載しており
それが、フルデジタルとはひと味違う音質になっていると思います。
■■■スペック■■■
16bitリニア 44KHz PCM音源
最大同時発音数: 8 音
ドラムキット数 : 1 (拡張カードにより最大3)
内蔵ドラム音数 : 16音(拡張カードにより最大48)
オーディオアウト数: 9(MIX OUT:1/INDIVIDUAL OUT:9)
MIDI OUT : 1
MIDI IN: 1
MIDI THRU: 1
音色追加用カードスロット:2