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Focusrite THE LIQUID CHANNEL

Focusrite THE LIQUID CHANNEL

サウンドハウス

Loopcloud Sounds

liquid_channel1.jpg
liquid_channel2.jpg

Focusrite THE LIQUID CHANNEL希望小売価格420,000円
■■■Focusrite THE LIQUID CHANNEL機材情報■■■

 Focusrite THE LIQUID CHANNELは往年の名機を
シミュレーションした機能を搭載し、AD/DAコンバーターを標準装備した
チャンネル・ストリップです。
Focusriteといえば、ISAシリーズに代表される
クセがなく抜けがいい音質が印象で、ボーカルや生楽器などを
繊細にレコーディングするのには定評があります。
多くのエンジニアが絶賛していいます。
早速チェックしていきたいと思います。
 
 Focusrite THE LIQUID CHANNELのフロントパネルは
これまでのFocusriteとは全く違った雰囲気で差別化が
図られていることが一目で分かります。
Focusrite THE LIQUID CHANNELの構成は
アマログ回路とデジタルエミュレートのコンビネーションで
プラグインでの銘機のエミュレートとは全く違った
質感を持っていると思います。
Focusrite THE LIQUID CHANNELはマイクプリアンプと
コンプレッサーそれぞれにエミュレーションを選択することができ
本体出荷時にマイクプリ33機種42種類、コンプレッサーは36機種41種類の
モデルがプリセットされています。
AVALON、NEVE、dbx、MANLEY、API、SSL、UREI といった
往年の銘機はほぼ網羅されています。
これらのプリセットはWEBサイトよりダウンロードが可能で
新しいエミュレーション・ファイルをダウンロードし、
リキッド・チャンネルのコントロール・ソフト「LIQUID CONTROL」を使って、
本機へアップロードすることが出来ます。

Focusrite THE LIQUID CHANNELでは
これらマイクプリアンプやコンプレッサーのエミュレーションは
デジタルによるエミュレーションだけではなく
アナログ回路も使用しています。
具体的にはFocusrite THE LIQUID CHANNELの場合
マイク入力時、まずアナログ回路のプリアンプを通ります。
このアナログ回路は、エミュレーションしたマイクプリと接続する
マイクロフォンとの相互特性を再現する38個のアナログ・リレー回路が内蔵され
、選択したエミュレーションごとにその回路構成を切り替えます。
入力トランス回路、OPアンプ、ディスクリート回路、インピーダンスの変更等を
エミュレーション機器にあったアナログ回路で再現します。
つぎに入力信号はAD変換されデジタル・エミュレーションによる
セクションへ送られます。
デジタル・エミュレーションはSintefex Audio 社が開発した
サウンド・エミュレート技術「ダイナミック・コンボリューション」による
演算を経て、エミュレーションされます。
Focusriteでは、状態の良い67機種にも及ぶマイクプリ、
コンプレッサーの実機から、あらゆる周波数やレベルの電気信号を
入力した際に起こる電気的な動特性データを収集し
そのデータは、192kHzでの動作では1秒間に6億8800万ものサンプル数となる
厳密な物であり、1台の実機からデータを収集するだけで
約2ヶ月もの時間を費やすといった徹底ぶりです。
また、Focusrite THE LIQUID CHANNELには
Harmonicsコントロールが装備されています。
真空管やトランスを使用した設計によるアナログ機器は、
2次倍音、3次倍音、5次倍音といった
ハーモニック・ディストーションを発生します。
この倍音構成がアナログ機器の特徴であるサウンドをもたらします。
Harmonicsコントロールはこの倍音をもコントロールするという物で
求めるサウンドに応じてハーモニック・ディストーションを
加えることができます。
さらに、Focusrite THE LIQUID CHANNELでは
その他に独立したEQを備えています。
このEQはISA110のEQセクションをモデリングした
3バンド・デジタル・イコライザーで、EQのレンジが広く
HiQなども併用することで音色補正から積極的な音作りまで、
幅広く使えるISA110を使用したことのある方なら
同じ感覚で扱えると思います。

それでは、実際にFocusrite THE LIQUID CHANNEL
チェックしてみたいと思います。
フロントパネルのディスプレイ左上にプリアンプのセレクト
右上にコンプレッサーのセレクトボタンがあり
押してDATAツマミを回すことによりプリセットの選択を行うことができます。
マイクプリ部のシミュレート機能に関しては、もちろんプリセットされている
実機のサウンドをすべて聴いたことがあるわけではありませんので
使用したことのある機器に関して言えば、
キャラクターは表現されていると思います。
もちろん、アナログ機器は個体差がありますので
求めている機種のサウンドと全く同じというわけではありませんが
HarmonicsコントロールとEQでかなりの所まで
近づけることができると思います。
アナログ回路がある分、プラグインやデジタルベースのエミュレーションよりは
あきらかに、音の粘りなどの再現は優れていると思います。
例えばNEVE 1073では、独特の高域の倍音と低域の質感は
聞き取ることができますし、1176LNの4つ押しのつぶれ感や
LA4の粘りのあるコンプ感など高レベルで再現されていると思います。

さらに、Focusrite THE LIQUID CHANNEL
チャンネル・ストリップとしての基本性能をチェックするために
プリセット1のフラットな状態で録音してみました。
結果は非常に優秀でFocusrite ISAシリーズに通じる
クセがなく、繊細なサウンドはあらゆる場面で使用できる
クリアでレンジの広いFOCUSRITEのサウンド・カラーを
受け継いでいると思います。
デジタル入出力もサンプリング周波数44.1kHz~192kHz対応
ワードクロック入出力も装備しています。
サウンドも実に原音に忠実でAD/DAコンバーターとしても高性能を誇ります。
エミュレーション機能を省いても価格に見合う
高い性能を持ったアウトボードという印象です。

Focusrite THE LIQUID CHANNEL
コントロールも充実しており、LIQUID CHANNELに搭載されている
コンプレッサーには、エミュレート機種と同じコントロール構成を再現する
AS ORIGINAL MODEL モードと、実機には存在しないコントロールを調整できる
FREE モード」の2モードを装備しています。
1176LNではのALLモードも備えていますし、アタックなどの調整では
実機と同じ、通常とは逆の右に回すほどタイムが短くなる仕様なども
完全に再現されており、逆に注意が必要です。
FREEモードでは、実機では調整できないLA-2Aのthresholdや
1176LNのRatioを7に設定するなどの設定が可能となります。

その他にもFocusrite THE LIQUID CHANNEL
Stereo Link機能も装備し、ステレオ・ペアのマイクでの録音や
マスター・インサート系も対応できます。
これだけの性能を持ってすればマスタリングなどでも十分使えると思います。

さらに、Focusrite THE LIQUID CHANNEL
フロント・パネルのロータリー・エンコーダーやスイッチ類の設定はすべて、
USB接続をしたPC/MACかコントロール・ソフトウェアにより操作が可能です。
そして、カスタマイズした設定は、コンピューターに保存しておくことも、
保存しておいたセッティングを一瞬で呼び出すことも可能です。

このようにFocusrite THE LIQUID CHANNEL
プロ用機器としての基本性能は十分な物を備えていながら
1台にエミュレーション機能付きのマイクプリとコンプ
EQ、AD/DAコンバーターを備える多機能ぶり
また、音質もクセがなくあらゆるジャンルに対応でき
他の追随を許さない、守備範囲をそなえた万人にお勧めで製品です


■■■Focusrite THE LIQUID CHANNELスペック■■■

<コンバーター>
●サンプリングレート:44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz
●ビットデプス:24-bit

<ADC部>
●SN比:120dB(20kHz/22kHz Aウエイトフィルター使用時)
●周波数特性:20Hz~20kHz/0.05dB
●最大入力レベル:+22dBu
●THD+N: 0.00035% (-109dB)

<DAC部>
●ダイナミックレンジ:116dB
   (20kHz~20kHz/Aウエイトフィルター使用時)
●最大出力レベル:+22dBu
●周波数特性:20Hz~20kHz/0.05dB
●最大入力レベル:+22dBu
●THD+N: 0.0007% (-109dB)

<ジッター特性>
●内部クロック使用時:20pico-seconds
●AES 出力:200pico-seconds
●外部クロック使用時:1nano-seconds

<Mic Pre/マイクプリアンプ>
●ゲインレンジ:+6dB~-80dB、1dBステップ
●周波数特性:選択されたプリアンププログラムの特性に依存
●THD+Nアナログ出力:0.001%
●THD+N AES出力:0.0005%
●Mic Noise:EIN = -126dB
●Noise アナログ出力:-92dBu
●Noise AES デジタル出力:-119dBfs
●最大入力レベル:+16dBu
●入力インピーダンス:選択されたプリアンププログラムの特性に依存
●セルフノイズ:Transformer/123dB @ 60dB of gain
        Electronic/102dB @ 60dB of gain

<Line Input/ライン入力>
●ゲインレンジ:-10dB~+10dB、1dBステップ
●周波数レンジ:20Hz~20kHz、0dB +/-0.1dB
●THD+Nアナログ出力:0.001%
●THD+N AES出力:0.0004%
●Noiseアナログ出力:-92dBu
●Noise AESデジタル出力:-120dBfs
●最大入力レベル:+22dBu

<High Pass Filter/ハイパスフィルター>
●75Hz、120Hz/12dB oct.切り替え可能

<Harmonics/ハーモニクス>
  ●ディストーションレンジ:0 to 15 (最大15) =10% of 2nd-, 20% of 3rd- and 10% of 5th-order at 0dBfs
(レベル依存型ディストーション)

<Compressor/コンプレッサー>
●オリジナルモード:エミュレートされているプログラムと同様
●フリーモード:パラメーターレンジ
●スレッショルドレンジ:-40dB~20dB switched in 1dB steps
●レシオレンジ:1:1~Limit、-1:1
●アタックレンジ:0.1mS~1S
●リリースレンジ:1mS~10S
●メイクアップゲイン:-20dB~+20dB switched in 0.5dB steps.

<EQ/イコライザー>
●High Shelf
 ・ 周波数特性:200Hz~20kHz
 ・ゲインレンジ:±18dB
●Mid Band
 ・周波数特性:100Hz~10kHz
 ・ゲインレンジ:±18dB
 ・Q:Variable between 0.8 and 2.5
●Low Shelf
 ・周波数特性:10Hz~1kHz
 ・ゲインレンジ:±18dB

<REAR PANEL CONNECTIONS/リアパネル>
●マイク入力:XLR
●ライン入力:XLR
●アナログ出力:XLR
●AES Digital 入力:XLR
●AES Digital 出力:XLR
●ワードクロックイン:BNC、入力インピーダンス75Ω
●ワードクロックアウト:BNC、バッファー出力
 (wordclockはサンプル周波数と同様)
●Digital Link Bus Input:RCA
●Digital Link Bus Output:RCA

●サイズ・重量:W484×H85×D270(mm)、2U、8.6kg











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