YAMAHA CP1



YAMAHA CP1
メーカー希望小売価格525,000円
■■■YAMAHA CP1機材情報■■■
YAMAHA CP1は「CP」の名を冠した88鍵ステージ・ピアノ
CPシリーズといえば、ローズ・ピアノ、ウーリッツァー・ピアノなどとならぶ
銘機といえる、1976年に発売された。グランドピアノと同じ打弦機構を備えた
エレクトリックグランド「CP70」にはじまり
「CP70」の88鍵モデル「CP80」や
アナログ音源としては初のタッチレスポンスを採用した
電器ピアノ「CP30」など歴史的銘機が並びます。
1985年に、CP-70D/CP-80DにMIDI出力機能を搭載した
CP-70M/CP-80M、アップライト盤のCP-60Mが発売されて以降
しばらくCPシリーズは影を潜めましたが
2006年、CP300/CP33の発売により再び「CP」シリーズが復活となりました。
このCP300/CP33はステージでの使用を考慮して設計されていることを除けば
Pシリーズの延長上の製品といえなくもなく
歴史的銘機がならぶ「CP」シリーズほどのインパクトはありませんでした。
しかし、今回紹介するYAMAHA CP1は
音源方式、デザイン、鍵盤など従来の製品とは異なるもので
真にCPの名を冠するに値する製品という期待が高まります。
まずYAMAHA CP1を見ると
そのレトロなデザインがとても印象的です。
まさに「CP」といえるデザインでCP70/CP80を意識した
デザインであることが一目で分かります。
この外見だけで、CP70/CP80を知るユーザーは注目してしまうと思います。
このような歴史的銘機のデザインを模したということは
メーカーの並々ならぬ意気込みと自信を感じます。
リアパネルには、ヘッドフォン端子、MIDI端子、USB端子
ラインアウトとして標準フォーンジャックの他に
バランス接続のXLR 端子も装備、ライブ会場では助かります。
FOOT SWITCHはSUSTAIN,、SOSTENUTO、 SOFTの他に
任意に設定可能なASSIGNABLEの合計4つ
その他にFOOT CONTROLLER用の端子も2つ備えています。
気になる新音源方式ですが、YAMAHA CP1の音源は、
最大同時発音数128音の新開発SCM音源を採用
AWM2音源のようにサンプリングだけではなく
CPシリーズ専用の新開発音源システム
SCM(スペクトラル・コンポーネント・モデリング)というモデリング音源を採用
サンプリングとモデリング音源を組み合わせることにより
幅広い表現とダイナミックレンジ、スムースな音色変化を再現する事が
可能になっています。
このSCM音源は「ハンマーの硬さ」や「打弦ポイント」など
アコースティックピアノの重要なポイントを調整可能なだけではなく
ローズやCPなどの再現に欠かせない、プリアンプやパワーアンプ、
スピーカーなども、シュミレーションを行っています。
これに、モジュレーション・エフェクト、リバーブ、5バンドEQを装備
これらを自由に組み合わせることにより
自分の好みにあったオリジナルのサウンドも作ることが出来ます。
YAMAHA CP1の音色は
YAMAHA コンサートグランド CFIIISを再現した「CF GRAND」
同じく、サロン・小ホール用に開発されたS6Bを再現した「S6 GRAND」
そして本家本元「CP80」を再現した「CP80 Studio」
さらにDX7エレピやローズ、ウーリッツァーなど
厳選された17音色を装備しています。
ピアノのモデリングだけではなく、CPやFM音源をも
モデリング技術を用いて再現しているのは興味深いところです。
次に鍵盤ですが、YAMAHAの鍵盤は定評があり、
鍵盤スペックを見なくても安心して購入出来るほどです
実際に私も鍵盤はYAMAHAというイメージでしたが
昨今、Rolandが象牙調の鍵盤を製品化し
個人的には、ちょっとそちらの方に揺らいでいたのですが
ついにYAMAHA CP1で象牙調鍵盤が採用されました。
しかもそれだけではなく、打鍵時の振動や鍵盤の歪みを抑え
搭載されている様々なエレクトリックピアノ、
アコースティックピアノのサウンドキャラクターに最適なタッチを提供する
専用に新開発のされたNW-STAGE鍵盤を搭載
象牙調鍵盤とあいまって、まさに文句なしといったところです。
さらに、ステージピアノとしてはマスターキーボード機能としての
機能も気になるところですが、YAMAHA CP1では
通常の機能は過不足なく装備され、さらに鍵盤に4つの領域を
分割、レイヤーなど自由に混在で設定でき
それぞれの領域で最大4 つの外部MIDI音源を鳴らし分けることが
出来るようになっており、マスターキーボードとしても
十分な機能を持っています。
また、スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
ソフトウェア「Cubase AI」も付属するため追加投資の必要なく
DAW環境を得ることができるのも嬉しいところです。
実際の出音ですが、まずはグランドピアノ系の音色は
今までのCP300、S90XSやMOTIFシリーズに
プリセットされているPCM音源のピアノ音色とは明らかに違うキャラクターで
明瞭で倍音が豊富な芯のある音色です。
特に独特の倍音はRoland RD1000を彷彿させるもので、
同社の製品には無かった音質だと感じました
オケの中でも埋もれずに、かつ自然になじむような音色で
今まで、同社のピアノ音色はあまり好みでなかった方でも
一度聴いていただきたい音色に仕上がっていると思います。
また「CP80」を再現した「CP80 Studio」なども素晴らしく
今まで各社エレクトリック・グランドのプリセットはありましたが
正直なところ、「線の細いグランドピアノ」という印象で
実際に使えるものは少なかったのですが
このYAMAHA CP1の「CP80 Studio」は
あの独特ピックアップ感がきちんと再現されており
高域も芯があり、線が細いという印象はありません
ローズ、ウーリッツァーなどの再現もすばらしく
現代風にワイドレンジにアレンジするのではなく、
ローレンジで本当にビンテージ機器そのものを弾いているような
感覚になってしまうようなモデリングがなされている印象です。
YAMAHA CP1はモデリング技術を搭載していますが
モデリング技術に100%頼るのではなく、PCMの長所も生かしたところに
本機の良さがあると思います。
ステージピアノは激戦区ともいえる製品ですが
ライブでの使用はもちろんですが、
この音源方式も最大の魅力といえるもので、レコーディングでも
プロの第一線で活躍する製品に仕上がっていると思います。

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■■■YAMAHA CP1スペック■■■
●鍵盤:88鍵NW-STAGE鍵盤 (木製象牙調ウェイテッド鍵盤)
●最大同時発音数:128音
●音源方式:SCM (Spectral Component Modeling)
●パフォーマンス:プリセット/16×3バンク、ユーザー /16×3バンク
エクスターナル/16×3バンク
●パート:2パート
●ピアノブロック:17ピアノタイプ
●モジュレーションエフェクトブロック:10タイプ
●パワーアンプ / コンプレッサーブロック:8タイプ
●リバーブ:8タイプ
●マスターEQ:5バンド
●ディスプレイ:55文字×2行 VFD (蛍光表示管)
●接続端子:LINE OUT [L/MONO]/[R] 端子
(アンバランス接続の標準フォーンジャック)
[L]/[R] 端子(バランス接続のXLR 端子)
ヘッドフォン (ステレオ標準フォーンジャック)
●FOOT SWITCH:SUSTAIN, SOSTENUTO, SOFT, ASSIGNABLE
●FOOT CONTROLLER :2
●MIDI:IN, OUT, THRU
●USB:O HOST, TO DEVICE
●消費電力:16W
●寸法 1,385 mm×173 mm×420 mm
●重量:27.2 kg
サンプリングCD・ムービー素材集LGR LABEL
http://www.lgril.com/




YAMAHA CP1
メーカー希望小売価格525,000円
■■■YAMAHA CP1機材情報■■■
YAMAHA CP1は「CP」の名を冠した88鍵ステージ・ピアノ
CPシリーズといえば、ローズ・ピアノ、ウーリッツァー・ピアノなどとならぶ
銘機といえる、1976年に発売された。グランドピアノと同じ打弦機構を備えた
エレクトリックグランド「CP70」にはじまり
「CP70」の88鍵モデル「CP80」や
アナログ音源としては初のタッチレスポンスを採用した
電器ピアノ「CP30」など歴史的銘機が並びます。
1985年に、CP-70D/CP-80DにMIDI出力機能を搭載した
CP-70M/CP-80M、アップライト盤のCP-60Mが発売されて以降
しばらくCPシリーズは影を潜めましたが
2006年、CP300/CP33の発売により再び「CP」シリーズが復活となりました。
このCP300/CP33はステージでの使用を考慮して設計されていることを除けば
Pシリーズの延長上の製品といえなくもなく
歴史的銘機がならぶ「CP」シリーズほどのインパクトはありませんでした。
しかし、今回紹介するYAMAHA CP1は
音源方式、デザイン、鍵盤など従来の製品とは異なるもので
真にCPの名を冠するに値する製品という期待が高まります。
まずYAMAHA CP1を見ると
そのレトロなデザインがとても印象的です。
まさに「CP」といえるデザインでCP70/CP80を意識した
デザインであることが一目で分かります。
この外見だけで、CP70/CP80を知るユーザーは注目してしまうと思います。
このような歴史的銘機のデザインを模したということは
メーカーの並々ならぬ意気込みと自信を感じます。
リアパネルには、ヘッドフォン端子、MIDI端子、USB端子
ラインアウトとして標準フォーンジャックの他に
バランス接続のXLR 端子も装備、ライブ会場では助かります。
FOOT SWITCHはSUSTAIN,、SOSTENUTO、 SOFTの他に
任意に設定可能なASSIGNABLEの合計4つ
その他にFOOT CONTROLLER用の端子も2つ備えています。
気になる新音源方式ですが、YAMAHA CP1の音源は、
最大同時発音数128音の新開発SCM音源を採用
AWM2音源のようにサンプリングだけではなく
CPシリーズ専用の新開発音源システム
SCM(スペクトラル・コンポーネント・モデリング)というモデリング音源を採用
サンプリングとモデリング音源を組み合わせることにより
幅広い表現とダイナミックレンジ、スムースな音色変化を再現する事が
可能になっています。
このSCM音源は「ハンマーの硬さ」や「打弦ポイント」など
アコースティックピアノの重要なポイントを調整可能なだけではなく
ローズやCPなどの再現に欠かせない、プリアンプやパワーアンプ、
スピーカーなども、シュミレーションを行っています。
これに、モジュレーション・エフェクト、リバーブ、5バンドEQを装備
これらを自由に組み合わせることにより
自分の好みにあったオリジナルのサウンドも作ることが出来ます。
YAMAHA CP1の音色は
YAMAHA コンサートグランド CFIIISを再現した「CF GRAND」
同じく、サロン・小ホール用に開発されたS6Bを再現した「S6 GRAND」
そして本家本元「CP80」を再現した「CP80 Studio」
さらにDX7エレピやローズ、ウーリッツァーなど
厳選された17音色を装備しています。
ピアノのモデリングだけではなく、CPやFM音源をも
モデリング技術を用いて再現しているのは興味深いところです。
次に鍵盤ですが、YAMAHAの鍵盤は定評があり、
鍵盤スペックを見なくても安心して購入出来るほどです
実際に私も鍵盤はYAMAHAというイメージでしたが
昨今、Rolandが象牙調の鍵盤を製品化し
個人的には、ちょっとそちらの方に揺らいでいたのですが
ついにYAMAHA CP1で象牙調鍵盤が採用されました。
しかもそれだけではなく、打鍵時の振動や鍵盤の歪みを抑え
搭載されている様々なエレクトリックピアノ、
アコースティックピアノのサウンドキャラクターに最適なタッチを提供する
専用に新開発のされたNW-STAGE鍵盤を搭載
象牙調鍵盤とあいまって、まさに文句なしといったところです。
さらに、ステージピアノとしてはマスターキーボード機能としての
機能も気になるところですが、YAMAHA CP1では
通常の機能は過不足なく装備され、さらに鍵盤に4つの領域を
分割、レイヤーなど自由に混在で設定でき
それぞれの領域で最大4 つの外部MIDI音源を鳴らし分けることが
出来るようになっており、マスターキーボードとしても
十分な機能を持っています。
また、スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
ソフトウェア「Cubase AI」も付属するため追加投資の必要なく
DAW環境を得ることができるのも嬉しいところです。
実際の出音ですが、まずはグランドピアノ系の音色は
今までのCP300、S90XSやMOTIFシリーズに
プリセットされているPCM音源のピアノ音色とは明らかに違うキャラクターで
明瞭で倍音が豊富な芯のある音色です。
特に独特の倍音はRoland RD1000を彷彿させるもので、
同社の製品には無かった音質だと感じました
オケの中でも埋もれずに、かつ自然になじむような音色で
今まで、同社のピアノ音色はあまり好みでなかった方でも
一度聴いていただきたい音色に仕上がっていると思います。
また「CP80」を再現した「CP80 Studio」なども素晴らしく
今まで各社エレクトリック・グランドのプリセットはありましたが
正直なところ、「線の細いグランドピアノ」という印象で
実際に使えるものは少なかったのですが
このYAMAHA CP1の「CP80 Studio」は
あの独特ピックアップ感がきちんと再現されており
高域も芯があり、線が細いという印象はありません
ローズ、ウーリッツァーなどの再現もすばらしく
現代風にワイドレンジにアレンジするのではなく、
ローレンジで本当にビンテージ機器そのものを弾いているような
感覚になってしまうようなモデリングがなされている印象です。
YAMAHA CP1はモデリング技術を搭載していますが
モデリング技術に100%頼るのではなく、PCMの長所も生かしたところに
本機の良さがあると思います。
ステージピアノは激戦区ともいえる製品ですが
ライブでの使用はもちろんですが、
この音源方式も最大の魅力といえるもので、レコーディングでも
プロの第一線で活躍する製品に仕上がっていると思います。

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■■■YAMAHA CP1スペック■■■
●鍵盤:88鍵NW-STAGE鍵盤 (木製象牙調ウェイテッド鍵盤)
●最大同時発音数:128音
●音源方式:SCM (Spectral Component Modeling)
●パフォーマンス:プリセット/16×3バンク、ユーザー /16×3バンク
エクスターナル/16×3バンク
●パート:2パート
●ピアノブロック:17ピアノタイプ
●モジュレーションエフェクトブロック:10タイプ
●パワーアンプ / コンプレッサーブロック:8タイプ
●リバーブ:8タイプ
●マスターEQ:5バンド
●ディスプレイ:55文字×2行 VFD (蛍光表示管)
●接続端子:LINE OUT [L/MONO]/[R] 端子
(アンバランス接続の標準フォーンジャック)
[L]/[R] 端子(バランス接続のXLR 端子)
ヘッドフォン (ステレオ標準フォーンジャック)
●FOOT SWITCH:SUSTAIN, SOSTENUTO, SOFT, ASSIGNABLE
●FOOT CONTROLLER :2
●MIDI:IN, OUT, THRU
●USB:O HOST, TO DEVICE
●消費電力:16W
●寸法 1,385 mm×173 mm×420 mm
●重量:27.2 kg
サンプリングCD・ムービー素材集LGR LABEL
http://www.lgril.com/

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