CinemaLineカメラ FX6
LME-FX6VK
レンズ付属モデル(付属レンズ:FE 24-105mm F4 G OSS)
希望小売価格869,000円+税
ILME-FX6V
ボディ
希望小売価格726,000円+税
ソニーは、ソニーのシネマ技術と同社のミラーレスカメラシステム「α」から受け継いだ高度なイメージング技術と融合させた、新しいフルフレーム4Kシネマカメラ「FX6」の発売を発表しました。
カメラの核となるのは、ソニーの画像処理エンジン「Bionz XR」を搭載した4K 10.2メガピクセルのフルフレーム裏面照射型CMOS Exmor Rセンサーで、おそらくSony a7S IIIで使用されているものと同じセットアップです。
センサーが15ストップ以上のダイナミックレンジを提供し、超低照度撮影のための最大ISOが409,600を持っています。
FX6は10ビット4:2:2のフルフレーム映像を4Kで120フレーム/秒(fps)、1080で240fpsでの撮影を実現。
オンボードの12G-SDIポートを使用すれば、FX6は16ビットSDI Raw 4K/60p映像を出力することができます。
また、ソニーは、同社のシネマカメラ「FX9」にも搭載されている「S-Cinetone」のルックプロファイルを追加しており、次世代CineAltaカメラ「VENICE」に通じるカラーを得ることが出来ます。
撮影した映像は、カメラのデュアルCFexpress Type Aカードスロットの1つまたは両方に保存され、SD UHS-IIカードとの下位互換性があります。100fps以上の記録には、UHS-IIのSDカードでも帯域幅が足りないため、より高速なCFexpress Type Aカードを使用する必要があります。
FX6は、ソニーのEマウントを採用し、50本以上のネイティブレンズと数十本のサードパーティ製レンズに対応しています。
FX6は、 XDCAMメモリーカムコーダー「FX9」やミラーレスカメラ「α」に搭載されている627点の高速ハイブリッドAFシステムを採用しており、顔検出機能やリアルタイムアイAFなどを搭載しています。
また、FX6には電子式可変NDフィルターが内蔵されており、手動で「1/4から1/128までスムーズに調整できる」ようになっています。
FX6はマグネシウム合金製のシャーシを採用し、サイズは11.6cm×15.3cm×11.4cm、重量は890g。
付属の3.5型液晶ビューファインダーは、モジュール式のため、本体のさまざまな場所に取り付けることが出来ます。
そのほか、Wi-Fi内蔵、4チャンネルオーディオ録音、ソニーのソフトウェア「Catalyst Browse/Prepare」に対応しているほか、ソニーのモバイルアプリ「Content Browser」を使用して動画をモニターしたり、フォーカスやアイリス、ズームを遠隔操作したりすることができます。
ソニーのフルフレームシネマカメラFX6は、12月にソニーと正規販売店を通じて『ILME-FX6V』(ボディのみ)が726,000円、『ILME-FX6VK』(レンズ「FE 24-105mm F4 G OSS」附属)が869,000円(ともに税別)で販売予定です。