2023年
05月
10日 22:07
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Robotic Bean - Hand Clap Studio レビュー 自然なサウンドのクラップやスナップ専用インストゥルメント・プラグインです。プロのパーカッショニストによる4種類の独立したクラップを装備
Robotic Bean - Hand Clap Studio レビュー
Robotic Bean 『Hand Clap Studio』
参考価格7,2009円(投稿時価格・為替により変動します)
Pluginboutique様より製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique様並びに関係者様に感謝致します。
Robotic Bean『Hand Clap Studio』は自然なサウンドのクラップやスナップをユーザのトラックに追加できるインストゥルメント・プラグインです。
制作に完璧にフィットするハンドクラップとフィンガースナップのための究極のツールです。
アコースティックなバラードにはソフトでドライなフィンガースナップを、クラブにはリバーブを使用したハードヒットなクラップを、Hand Clap Studioならコントロールを簡単に微調整するだけですべてのシチュエーションをカバーできます。

サンプルは、ストックホルムのAtlantis Studioでプロのパーカッショニストと共に録音されました。サンプルは、Neumann KM 86i、Cascade Fat Head、MicroTech Gefell M930(ステレオペア)、Line Audio CM3(ステレオペア)などのマイクを使用し、クローズマイクとルームマイクの両方の録音を行い、Atlantisのエコー・チャンバーで全てをサンプリングしました。Hand Clap Studioは、4種類の独立したクラップ、5つのベロシティレベル、そして自然なサウンドを生み出すための豊富なラウンドロビンと呼ばれるランダムに複数のサンプルを使うことによって打ち込みの繰り返し臭さを緩和する機能も搭載しています。
Robotic Bean『Hand Clap Studio』びは合計で700以上のサンプルを収録しています。
それではさっそく見ていきたいと思います。
まずはトリガーボタンから
「Trig」ボタンを押すと現在の音源が発音されます。
中央の「TRIG」文字あたりが最も音量が大きく周辺に行くほど音量が下がるヴェロシティー対応になっています。
「Trig」ボタンを押すと現在の音源が発音されます。
中央の「TRIG」文字あたりが最も音量が大きく周辺に行くほど音量が下がるヴェロシティー対応になっています。
中央上部のDISPLAYには、ステレオフィールド上のクラッパーの状態やマイクバランス、エコーチャンバーの状態が表示されています。
中央の丸印はステレオ空間での各クラッパーの位置が表示され。ルームマイクは実線で描かれた箱で表され、エコーチャンバーは点線で描かれた箱で表示されます。
MICSセクションはルーム空間でのマイクバランスやエコーチェンバーの設定が行えます。
いちばん上のスイッチは、コンデンサー(COND/Neumann KM 86i)とリボン(RIBBON/Cascade Fathead)のどちらかが選択できるようになっています。
キャラクター的には、リボンマイクの方がアタックがややソフトで、高温が抑えられている印象です。
その下のマイクバランス(MIC BALANCE)では、音源の前に置かれたマイク(CLOSE)とルームマイク(ROOM)のバランスを設定します。
ルームマイクには部屋の鳴りが含まれますので、リバーブのDry/Wetノブと考えてください。
ルームマイクには部屋の鳴りが含まれますので、リバーブのDry/Wetノブと考えてください。
その下のエコーセクションは、アトランティス・スタジオの実際の部屋を利用したエコーチャンバーをサンプリングしたエフェクトの設定が行えます。
「ECHO」と表示されていますが、実際の部屋のひびきをサンプリングしたものですので、基本的にはリバーブです。
エコーディケイ(ECHO DECAY)でエコーチャンバーの最大約5秒のディケイタイムを調整し、エコーレベル(ECHO LELEL)でエコーの量を調整します。
エコーディケイ(ECHO DECAY)でエコーチャンバーの最大約5秒のディケイタイムを調整し、エコーレベル(ECHO LELEL)でエコーの量を調整します。
そして、Robotic Bean『Hand Clap Studio』の心臓部とも言えるCLAPPERSセクションです。
Clappers
中央に位置するClappersのノブはクラッパーの数を 1~8 の間で設定します
Looseness
左上のLoosenessはクラッパーの「タイミングのズレ」を設定します。
中央のクラッパーの1つは常に拍子に正確に発音されます。Loosenessの設定を高くすると、次のクラップがより遅くなりばらけて聞こえるようになります。
ばらけ具合は、音楽的に最もよく聞こえる溜めに時間ではなくテンポに応じて調整されますので、曲が速い場合は実際の時間は小さくなります。
Strength
左下のStrengthは入力されたトリガーのヴェロシティをスケーリングします。
Spread
右上のSpreadはステレオフィールド内でのクラッパーの広がりを設定します。
ディスプレイに表示されますのでそれをご覧になった方が送りやすいと思います。
ディスプレイに表示されますのでそれをご覧になった方が送りやすいと思います。
Pitch
右下のPitchはクラップサンプルを+-7半音ずつピッチを調整することができます。
「BASIC」「BRIHT」「SOFT」の3種類のクラップと1種類のスナップ「SNAP」を選択することが出来ます。
Clap Type
中央下のClap Typeはクラップの種類を設定します。「BASIC」「BRIHT」「SOFT」の3種類のクラップと1種類のスナップ「SNAP」を選択することが出来ます。

RHYTHM XPANDER セクションにはAとBの2パターンのみですが、16ステップのシーケンサーが内蔵されています。
これはDAWをスタートさせると同期して発音が開始されます。
ONにすると予め2拍目と4拍目が発音するように設定されていますので、他はユーザが発音させたいタイミングで打ち込んでいきます。
シンプルな構成ですが、3つのアクセントレベルとスライドにより、様々なパターンを作成することができます。
また現在のパターンを左下の「MIDI EXPORT」ボタンをより、DAWのトラックにMIDIデータとしてドラッグ&ドロップして貼り付けることが出来るようになっています。
Robotic Bean『Hand Clap Studio』のクラップは、クラッパーの人数、クラップの仕方、ステレオフィールドでの位置、タイミング、CloseマイクとRoomマイクの間のスイートスポットを調整。
さらにAtlantisのEcho Chamberからサンプリングされたリバーブを追加し、最後にカスタム設計されたEQとコンプレッションでクラップをミックスにフィットさせるなど、他では出来ないような細かな設定で、多彩なクラップ音を制作することが出来ます。
クラップは非常に多くのサンプルが出回っており、逆に言えばそれだけユーザの思い描いたクラプトンを探すには選択幅が多い分時間がかかったりします。
Hand Clap Studioを使用すれば思い描いたクラップとスナップ音を簡単に作り上げることができる数少ないプラグインだと思います。
クラップは非常に多くのサンプルが出回っており、逆に言えばそれだけユーザの思い描いたクラプトンを探すには選択幅が多い分時間がかかったりします。
Hand Clap Studioを使用すれば思い描いたクラップとスナップ音を簡単に作り上げることができる数少ないプラグインだと思います。
エレクトリックミュージックを制作されている方は非常に使用頻度の高いプラグインになると思います。
筆者が音楽制作とビデオトラックを制作したUNDRGRND Sounds - RedlightのPlugin Boutique Japan公式CMです。
実際にプラグインの効果を確認出来ますのでご覧下さい。↓
こちらはコメントなしのバージョンです。
じっくりサウンドのみのを聞きたい方はこちらをどうぞ
主な特徴
- 4種類のクラップ ベーシック、ブライト、ソフト、スナップ
- 5ベロシティレイヤーと13ラウンドロビンズ
- クローズ、ルーム、エコーチャンバーマイクロホン
- 最大8つのクラッパー
- 設定したクラッパーの人数や位置を可視化したディスプレイを搭載
- 2パターンの16ステップシーケンサー
- シーケンサー・ステップごとに3つのアクセント・レベル
- EQとコンプレッサー
- VST3、AU、AAXフォーマット対応
システム要件
- 64ビットWindowsまたはMacシステム
- VST3、AUまたはAAXホスト
- 300MBのディスク容量
- AAXバージョンにはPro Tools 12.6以降が必要です。
Waves プラグイン
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