2023年
04月
14日 19:01
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【スプリングセール約38%OFF】Pluginboutiqueにて、ボタンひとつで最適な効果が得られるAI機能搭載コンプレッサープラグインエフェクト、sonible『smart:comp 2』が4月24日までセール中!
sonible - smart:reverb レビュー
入力ソースに応じてカスタムメイドのプリセットを作成するソース適応型のめずらしいリバーブエフェクト
参考価格18,785円が4月24日までの特価11504円(投稿時価格・為替により変動します)
Pluginboutique様より製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique様並びに関係者様に感謝致します。
オリジナルムービー
筆者が音楽制作とビデオトラックを制作したUNDRGRND Sounds - RedlightのPlugin Boutique Japan公式動画です。
実際にプラグインの効果を確認出来ますのでご覧下さい。↓
こちらはコメントなしのバージョンです。
じっくりサウンドのみのを聞きたい方はこちらをどうぞ ↓
商品概要
オーストリア、Sonible社のSmart:Reverbは、Smart:EQ 2とSmart:Compに続くプラグインで、入力ソースに応じてカスタムメイドのプリセットを作成し、詳細に編集することができるソース適応型のめずらしいリバーブエフェクトです。
Smart:Reverbを起動して、大まかに概要を把握するために探しましたが、プリセットがありません。
このプリセットがないことが、このプラグインの核心です。
音響心理学の原理と豊富なミキシング経験に基づいて設計された、AIベースのコンテンツ認識システムを搭載していて、入力ソースに応じてカスタムメイドのプリセットを作成してしまうので、プリセットを用意する必要は無いというのがこのプラグインの特徴です。
プリセットや録音済みのインパルス・レスポンスを使用するのではなく、ソース信号に基づいてリバーブを生成します。
ディケイ、スプレッド、デンシティ(密度)
まずは、リバーブ・サウンドを形成するために使用する主な要素である、ディケイ、スプレッド、デンシティ(密度)について見てみたいと思います。
これらは、プラグインの右下にあるテンポラリシェイパーのグラフに表示されており、それぞれが独立したタブになっています。
表面的には、時間が左から右に流れるスプリットポイントエンベロープに似ていますが、ここでは各ラインを編集できるポイントが2~3箇所に限られています。
上のパーティクル表示では、時間と周波数スペクトル上のエネルギーの分布を示すグレーの泡の色とサイズが変化し、時間の詳細を表示します。
ディケイタブを選択すると、パーティクル表示にスペクトルシェイパーグリッドが表示され、低域、中域、高域のディケイタイムを変更することができます。
Smart:Reverbは他の多くのプラグインとは異なる方法でディケイを処理するため、慣れるまでに少し時間がかかると思います。
しかし、編集ポイントを増やしすぎることなく、サウンドを形成するのに十分なコントロールを提供している印象です。
リバーブタイムとプリディレイ、ドライ・ウェットレベル
プラグイン画面左側のセクションでは、リバーブの幅、そして時間の経過とともにどのように変化するかを設定できます。
その下にはリバーブタイムとプリディレイ、ドライとウェットのレベル(比例してリンクするオプション付き)
右側の下部にはウェット信号を形成するためのフィルタータイプを選択できるシンプルな2バンドEQなどの標準的なコントロールが用意されています。
その他コントロール
さらにリバーブの幅を制限したり拡張したりできる Widthコントロール、リバーブのトーンを暗くしたり明るくしたりできるColorコントロール、そしてダイレクトシグナルのマスクを解除してリバーブをより透明にするClarityコントロールが搭載されています。
これらは、リバーブのサウンドをより深く追求し、正確に形成するための基本的なコントロールです。
AIプリセットビルダー
もちろん、これらを使って自分でプリセットを作ることもできますが、ここでのユニークなセールスポイントは、AIプリセットビルダーです。
左上にはドロップダウンメニューがあり、ドラム、スネア、ギター、キーボード、ボーカル、スピーチの中から選択できます。
ここで左上の演奏中に録音ボタンをクリックすると、入力ソースの解析が始まり、数秒後にはオリジナルのリバーブプリセットが完成します。
AIプリセットビルダーを詳しく見ていくと、ドロップダウンメニューから選んだ楽器に応じて、スプレッドと密度の設定が固定されていることがわかります。
基本的にAIは、オーディオの音色に基づいて、異なる周波数での音の減衰や消え方を設定することになります。
ミックス全体にリバーブを設定するような用途には向いていないかもしれません。
しかしエフェクターとして見た場合は、短く繊細なテール音を太くして、ミックスの中での位置を決めるたり、ディケイ・シェイプを変則的に変化させて、元のソースを劇的に変化させるような膨らみのあるサウンド・エフェクトを作るのもいいと思います。
X/Yパッド
プリセットのサウンドは、X/Yパッドを使って、「intimate」「Rich」「Natural」「Artificial」の4つのオプションから、すばやく劇的に調整することができます。
X/Yパッドは基本的にマクロコントロールであり、一度に複数のパラメーターを直感的に変更することができます。
まとめ
Smart:Reverbは、直感的な操作が可能で、慎重に考え抜かれたパラメータセットを備えた、深みと使いやすさのバランスが取れたデザインのプラグインです。
完璧なAI効果は得られないかもしれませんが、すぐに結果を出すことができ、さらに深く掘り下げて自分で細かい部分を編集することができます。
サウンドはミックスの中で音をクリアにするための堅実な基本リバーブ音を持っていますが、個性的なパラメーターにより実験的なサウンドデザインにも使えると思います。
DAWに搭載されているものや、購入したものなど、すでにいくつかのリバーブをお持ちの方も多いと思います。
Smart:Reverbは、これまで聞いた中で最高のサウンドや最も多機能なリバーブではないかもしれませんが、その表現方法は独特で個性的です。
エフェクトの本質をコントロールしているかのように感じさせながら、編集のあらゆる面で迅速かつ直感的な操作が可能な強力なサウンド・デザイン・ツールにもなると思います。
主な機能
- ほんの数秒でカスタムメイドのリバーブを実現。
- さまざまなスタイルのリバーブマトリクスを用意
- リバーブの解剖学的構造をインタラクティブに表現
- ディケイを最大限にコントロールするための時間と周波数に応じた調整オプション
- 適切なサウンドをデザインするための、時間に依存した広がりと密度のコントロール
- サウンドを重ねるためのInfiniteやFreezeなどのクリエイティブな機能
- リバーブの幅、色、透明度を調整する信号適応型コントロール
- 信号を素早く形成するプレフィルターEQ
デモムービー
システム要件
MAC
MacOS 10.7+ (M1 Apple Silicon対応) (64ビットのみ)
RAM - 4GB以上(推奨)
CPU - Intel DualCore i5以上(推奨)
プラグインフォーマット - AU、VST2、VST3、AAX、MultiRack Native
対応するサンプルレート - 44.1 kHz~192 kHz
PC
Windows 7+ (64ビットのみ)
RAM - 4GB以上(推奨)
CPU - Intel DualCore i5以上(推奨)
プラグインフォーマット - VST2、VST3、AAX、MultiRack Native
対応するサンプルレート - 44.1 kHz~192 kHz
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