2022年
06月
15日 13:21
0
コメント
United Plugins - SubBass Doctor 808 レビュー HIPHOPやEDMなどのベース、ドラム低域処理に適したサブ・ベース用プラグイン・エフェクター
United Plugins - SubBass Doctor 808 レビュー
【約50%OFF】PluginBoutiqueにてサブ・ベース用エフェクター、United Plugins『SubBass Doctor 808』が特価セール中!
Pluginboutique様より製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique様並びに関係者様に感謝致します。
United Plugins『SubBass Doctor 808』は、HIPHOPやEDMのなど低域が重要となるジャンルのベース、ドラム処理に適しています。
もちろん他のジャンルにも応用できると思います。
もちろん他のジャンルにも応用できると思います。
MacとWindowsの一般的なフォーマットに対応しており、認証には個人用のキーファイルをダウンロードして使用するので、すべてのマシンにインストールすることができます。
このプラグインの概要を簡単にご説明すると、ベースやバスドラムなどのサウンドに、安心、安全にサブベースを追加できるプラグインです。
プラグインの情報には、どの周波数が生成されるかが書かれていないので、スペクトラム・アナライザー付のEQで確認したところ、追加された低域のほとんどが50Hz以下でした。
まさにSubBassですね。
まさにSubBassですね。
このような周波数を処理することは簡単なことではありません。
最高級のモニタースピーカーが必要ですし、モバイル環境などでは不可能な場合もあります。
最高級のモニタースピーカーが必要ですし、モバイル環境などでは不可能な場合もあります。
旅行中にミックスをしたり、低域がうまく出ないスピーカーのホームスタジオで制作したりする場合に、有害な周波数をフィルタリングし、最低域が限界を超えないようにガードしますので、このSubBass Doctor 808はなくてはならないプラグインになると思います。
メイン画面を見てみると、サイズ変更可能なGUIには5つのノブと、入出力のメーターがあります。
そしてこのリアルなグラフィックのユーザーインターフェイスは、まるで本物のハードウェアに触れているような感覚をもたらします。
ノブのうち2つは入力と出力のレベルを設定するものですので、エフェクト自体を調整するために使用するのは「Sat」「Cure」「Sub」の3つだけです。
「Sat」はサチュレーションを加えますが、非常に低い周波数にしか作用しないため、明らかな汚れを加えるというよりは、圧縮して豊かにする効果があります。
このエフェクトは、サブジェネレーターと並行して動作します。
「Sub」は、信号経路に追加されるサブジェネレーターのレベルを調整します。
ウィンドウの中央にある「Cure」はマニュアルには「低音の周波数解析」となっているのですが、スペクトラム・アナライザーを見たところ、追加された低音成分を整形し、スピーカーを痛めたり、コンプレッサーやリミッターなどを誤動作させるような、極端に低い周波数のレベルを調整しているようです。
おもに40Hz以下を抑制しているようですが、高調波構造にも影響を与えているようです。
あくまでもキックや低音楽器のための処理と言えると思います。
そのようにSubBass Doctor 808は非常にスムーズで自然な仕上がりになっていますし、サチュレーションセクションが、音の透明感を損なわずに強化してくれる点も非常にすばらしいと思います。
「Sat」プロセスと「Sub」プロセスを組み合わせることで、ベースサウンドに大きな重みを与えることができますが、他のサブプロセッサーとは異なり、コントロールレンジが広いため、追加しすぎたり、残しておいた方が良い周波数を処理してしまうことがありません。
その他にもこのプラグインは、最高のオーディオ品質を提供します。
内部の64ビットオーディオ処理により、あらゆるサンプリングレートに対応しています。
192kHzまたはそれ以上の周波数にも対応しています。
さらにインテリジェントな方法でバイパスを管理し、パラメータを自動化する際にクリックや有害なノイズが発生しないようにしています。
クラブのサウンドシステムで再生するEDMなどを制作する人には、このプラグインの良さを感じて頂けると思います。
このプラグインには、もちろんプリセットが用意されていますが、コントロールの数が少ないので、ほとんど必要ないと思います。
→その他のUnited Pluginsプラグインカテゴリー、レビュー記事はこちらから
■動作環境
Mac
MacOS 10.10以降 (M1 Silicon MacおよびmacOS 11 Big Surに対応)
64ビット版のみ
SSE2をサポートするIntel/AMDプロセッサ
VST2、VST3、AAXまたはAU互換のホスト
Windows
Windows 8 - 10
32ビットまたは64ビット
SSE2をサポートしたインテル/AMDプロセッサー
VST2、VST3またはAAX互換のホスト
- 関連記事
-
- United Plugins - UniChannel レビュー 3種類のクラシックなプリアンプ、EQ、コンプレッサーを搭載し、27種類以上の組み合わせが可能なビンテージスタイルのチャンネルストリップ
- United Plugins - QuickBass レビュー EQ、コンプレッション、サチュレーション等で簡単にベース・トラックを作ることが出来るベース専用エフェクトプラグイン
- United Plugins - SubBass Doctor 808 レビュー HIPHOPやEDMなどのベース、ドラム低域処理に適したサブ・ベース用プラグイン・エフェクター
- United Plugins - Mirror レビュー 発音前にリバースとエフェクトのかかったサンプルを追加するユニークなディレイ
- 【50%OFF】PluginBoutiqueにてUnited PluginsのHi-Z入力等で録音したギターやベースのサウンドを正しく再現するプラグイン『DIFIX』が3月14日(現地時間)までの特価セール中!
- United Plugins - FireMaster レビュー マスタリング用フィニッシャー&ソニックエキサイター
- United Pluginsがアコースティックギター用エフェクトプラグイン『Quick AG』