2023年
05月
03日 16:45
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Yum Audio - LoFi Playtime レビュー 時間とピッチを独特な方法で操作できる魔法のプラグイン。2台の仮想テープ回路で音色や遅延を調整し、独自の音楽効果を生み出します!
Yum Audio - LoFi Playtime レビュー
Yum Audio『LoFi Playtime』
Pluginboutique様より製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique様並びに関係者様に感謝致します。
Yum Audioはドイツに拠点を置く新しいプラグイン開発メーカーで、つい最近にLoFi - Playtime、LoFi - Pitch Dropout、Spread、そして無料のSpread Lightプラグイン等をリリースしています。
Yum Audioのウェブサイトによると、LoFi - Playtimeプラグインは、バーチャルなテープ回路を搭載していて「時間を使って遊ぶ」ことができるプラグインとの事でした。
インストールして表示すると、独特な鮮やかな色使いとコントロールラベル等は、堅苦しいオーディオツールというより、遊んでみたいという気持ちを起こさせ、直感的に使えるという印象です。
この遊び心のある外見とは裏腹に機能は本格的なものです。
このプラグインは2台のバーチャルテープマシンが搭載されており、再生速度、リバース、テープの年代、ブライトネス、ゲインを個別にコントロールできるようになっています。
再生速度は「Slow」「Normal」「Fast」の3段階で、「Slow」は1オクターブ下がり、「Fast」に設定すると1オクターブ上がります。
エイジ・コントロールは、使い古したテープを再現するために、ピッチのゆらぎやドロップアウトを音に加えることができ、リバース・コントロールは、オーディオを反転させることができます。
シャインコントロールはテープ音質のブライトネスをコントロールします。
ローパスフィルターが使用されており、より明るくまたはより曇った音にすることができます。
ローパスフィルターが使用されており、より明るくまたはより曇った音にすることができます。
ゲインコントロールは、両方のテープエフェクトの出力を好みに合わせてブレンドすることができます。
中央のプレイタイムの波形表示は、リアルタイムで表示されます。
Basstimeダイヤルとタイムモードにより、エフェクトをDAWに同期させたり、テンポを単独で設定することができます。
さらに、Feedbackダイヤルで制御するディレイ・エフェクトや、ループ・エフェクトを作成するためのフリーズ・ボタンなど、クリエイティブなオプションも用意されています。
フリーズ・ボタンはこのプラグインの素晴らしい機能の一つで、特にドライ信号と微妙にミックスしたときに、本当に面白いテクスチャーを即座に作り出すことができますので、ぜひ試して頂きたいです。
最後に、このプラグインは便利なプリセット・ブラウザを備えています。ファクトリープリセットだけでなく、カスタムプリセットの保存と読み込みも可能です。
このエフェクトプラグインLoFi - Playtimeとはエフェクトをかけていてとてもユニークで、クリエイティブなサウンドデザインのための素晴らしいツールだと思います。
ドローンやエフェクティブな効果音、ループを作るのに数最適です。
もちろん、基本はテープ回路を再現したプラグインですので、ローファイなビートを作るのにも最適でした。
■主な特徴
・時間や音程に対する独自の新しいアプローチ。
・再生速度の異なる2つのバーチャルテープで、入力信号の再生ピッチを瞬時に変化させることができます。
・あらゆるものからテクスチャを作成し、オーディオを時間軸上でフリーズ。
・フリーズした信号のサウンドをその場で変更できます。
・テープエイジで、個性的なピッチの揺らぎやコーラス効果を作成。
・ディレイを使えば、うねったようなディレイラインを作り、ドライ信号とミックスすることができます。
・セッションに同期して、または自由なタイムベースモードで動作します。