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Bitwig - Studio レビュー 強力なモジュラー・オーディオとシンセシス環境を搭載した個性派のDAWソフト

Bitwig - Bitwig Studio 8 TRACK レビュー


Bitwig_Studio_img27.png

Bitwig Studio 16-Track 通常価格12,983円
Bitwig Studio 4 通常価格52,324円
(投稿時価格・為替により変動します)

Bitwig Studioは、元Abletonのエンジニアが設立したベルリンの小さな音楽ソフトウェア会社Bitwig GmbHの最初の製品で主力製品であるとのことです。
新しいデジタル・オーディオ・ワークステーションなので、数多くの優れたソフトウェアが発売されている市場に新たに参入することになります。
私が使用しているMOTU DPをはじめライバルの多くは、何十年も前から何らかの形で存在しており、多数の熱心なユーザーを抱えているため、新規参入のソフトウェアが地位を確立するためにはかなり特別な何かを考え出さなければならないと思います。

製品としては、Pluginboutiqueにて2022年3月の購入特典の「Bitwig Studio 8 TRACK」
トラック数16、エフェクトトラック2、グループトラック2、シーン8の制限がある廉価版の「BITWIG STUDIO 16-TRACK」
トラック数、エフェクトトラック、グループトラック、シーンが無制限の「Bitwig Studio」が用意されています。
「Bitwig Studio 8 TRACK」に関しては現在常時入手できる状態ではないようですので要確認です。

私はMAC版でBitwig Studio 8 TRACKをテストしましたが、Windows版もありますし、めずらしくLinux版もあります。

今回のレビューはファーストインプレッションに使い状態ですので、これから活用して行く段階で記事を更新して行きたいと思ってます。

一見したところ、Bitwigはこの手の他のDAWとそれほど変わりないように見えます。
上部に再生・停止など通常のトランスポートコントロールがあり、いくつかのメニューと編集アイコンがあります。
Bitwig は独自のメニューシステムを持っているので、MACのソフトとしてはめずらしくシステムのメニューバーにほとんど何もありません。
ウィンドウの中央部には、おなじみの水平トラックビューがあり、各トラックの内容に応じて、ピアノロール上の音符や、波形のオーディオが表示されます。

画面左下のプロファイルを選択すると、パネルレイアウトを切り替えることができます。
「Arrange」「Mix」「Edit」の3つのレイアウトが用意されており、ラベルをクリックするか、Tabキーを押すと、レイアウトが切り替わります。
セッションを開始すると、TabキーでArrangeとMixが切り替わるようになっています。

■Arrange
Bitwig_Studio_img17.png

■Mix
Bitwig_Studio_img18.png

■Edit(AUDIO)
Bitwig_Studio_img19.png

■Edit(MIDI)
Bitwig_Studio_img20.png


レイアウトの中では、パネルの位置はあらかじめ定義されていますが、サイドとボトムのパネルエリアは別のコンテンツを表示するように切り替えることができ、完全に隠して中央のディスプレイエリアのスペースを確保することも可能になっています。
パネルのコンテンツに選択肢がある場合は、アイコンボタンで切り替えが可能です。

Bitwig_Studio_img11.png


Bitwigの録音、再生のシステムは、モニター、ソロを等を含め他のDAWのユーザーであれば、迷うことなくお使いいただけると思います。

実際にデータを入れるトラックに関してはMIDI専用トラックという概念はなく、オーディオトラック、またはインストルメントトラックが用意されており、オーディオトラックにはサウンドデータを入力し、インスツルメントトラックにはMIDIデータをレコーディングするようになっています。

私が使用しているMOTU DPでは、MIDI専用トラックがあり、インスツルメントトラックを立ち上げMIDIトラックをルーティングする作業が必要でしたので、最初はMIDIトラックを探してしまいました。

興味深いことに、Bitwig は、MIDI とオーディオを混合してレコーディウン・保存できる「ハイブリッド」トラックと呼ばれるものもサポートしています。
このハイブリッドトラックをどのように活用するかは、個人的に現在は思いつきませんが、他のDAWソフトには見かけない機能ですので、これから有効な使用方法が出てくると思いますので楽しみなところです。
MIDI専用トラックをサポートしていないため、必要なMIDIルーティングが利用できず、マルチティンバーVSTプラグインを複数のMIDIチャンネルで扱う方法は見つけることが出来ませんでした。

Bitwig Studioはレコーディングされたボーカルやギターなどの音声データやMIDIデータは、すべてクリップとして保存され、アレンジャーとランチャー領域に格納されます。

Bitwig_Studio_img12.png

各トラックは、アレンジャーまたはランチャーのクリップを再生することができますが、両方を同時に再生することはできないようになっているようです。

通常ランチャーはアレンジパネルの左側のサブパネルとして表示されています。

Bitwig_Studio_img13.png

水平方向のサイズ変更が可能で、パネル全体を占領してランチャーのみを表示することもできます。

Bitwig_Studio_img14.png


ミックスパネルレイアウトでもランチャーサブパネルを表示することができます。

Bitwig_Studio_img15.png


個人的にはアレンジャーとランチャーのクリップを組み合わせて作業する場合、「ランチャー付きアレンジメント」ビューが最も便利だと思います。
両方のクリップセットの状態が同時に表示され、ランチャークリップの状態と内部再生位置、グローバルなアレンジャータイムラインが表示されます。
ランチャークリップ間でクリップをドラッグしたりする場合にも便利です。

Bitwig_Studio_img16.png

Bitwigでは、メインのシーケンスドキュメントと関連するオーディオファイルを指す言葉として「プロジェクト」を使用しています。
新しいプロジェクトを作成すると、ドキュメント専用のディレクトリと、サンプルファイル、レコーディングされたオーディオ、およびその他の情報を格納するサブディレクトリができます。
さらにBitwigでは、複数のプロジェクトを同時に開いて読み込むことができ、それらの間で素材をドラッグ&ドロップすることができます。

Bitwigにはブラウザパネルがあり、デバイス、プリセット、サンプル、クリップなど、通常の様々なファイルベースのリソースにアクセスすることができます。

デバイスビューには、サードパーティのVSTプラグインと一緒に、Bitwigのパッケージに内蔵されているデバイスが表示されます。

Bitwig_Studio_img21.png

サンプル と マルチサンプル というラベルの付いたビューでは、インストールされたパッケージ、または自分で指定したディレクトリをブラウズして、オーディオファイルやマルチサンプルセットアップを検索することができます。

Bitwig_Studio_img22.png

ミュージックビューでは、サンプルとは対照的に [ミュージック] として分類された別のディレクトリにアクセスすることができます。

Bitwig_Studio_img23.png

ミュージックビューのディレクトリは設定で指定します。

クリップは個々のクリップファイル、またMIDIファイルをピックアップしているようです。
オーディオファイル、プリセット、クリップなどは、ブラウザビューと現在のプロジェクトの間で、どちらの方向にもドラッグすることができます。

Bitwig_Studio_img24.png

ファイルパネルには、現在のプロジェクトで使用されているファイルやパソコンのファイルなどをブラウジングできます。
オーディオファイルを元の場所からプロジェクトにコピーしたり、何らかの理由で自動検出されない場合は手動で検索することができます。

Bitwig_Studio_img25.png


BitwigのオーディオおよびMIDIクリップの編集インターフェースはこのようなDAWを使い慣れている方でしたら見慣れたものだと思います。

Bitwig_Studio_img27.png


中央上部のパネルにランチャークリップと、下部のパネルにオーディオクリップ、右側のインスペクターパネルは、Bitwig の一般的な「情報取得」ビューで、この場合は選択したクリップの詳細が表示されます。

波形の左側にあるテキストボタンは、異なる編集モードに切り替わり、クリップレベルの設定や「ゲイン」「パン」「ピッチ」等と一種のオートメーションにアクセスし、クリップ内のオーディオフラグメントやモジュレーションを操作することができます。

Bitwig_Studio_img28.png

ストレッチビューでは、ビートマーカーを移動し、オーディオ再生をワープさせてビートに対する音波イベントを一致させることができます。
オンセットマーカーの編集ビューで、オンセットマーカー移動することが出来ます。
ピッチ、パン、ゲインは、それぞれクリップレベルのピッチ変更、オーディオパン、ゲインエンベロープにアクセスできます。

Bitwig_Studio_img29.png

これらのエンベロープは、通常の意味でのオートメーションではなく、クリップのセクションに適用されるモジュレーションですので、これとは別にトラックでオートメーションを使用することが出来ます。


次にVSTプラグインについて見てみましょう。
プラグインをブラウザからデバイスパネルにドラッグすると、そのデバイスの汎用コントロールパネルが表示されます。

Bitwig_Studio_img30.png


フィルター、ディレイ、イコライザーやダイナミクスプロセッサーなど多数のオーディオエフェクトが搭載されています。

Bitwig_Studio_img31.png

もちろん、サードパーティー製のプラグインも使うことが出来ます。

Bitwig_Studio_img32.png


インストルメントも本格的なものが搭載されています。
ドラムサウンド専用のシンセモジュールに加え、ドローバーオルガン、FMシンセ、アナログスタイルポリシンセ、マルチサンプラーなどがあります。

Bitwig_Studio_img33.png

Bitwig_Studio_img34.png

Bitwig_Studio_img35.png

Bitwig_Studio_img36.png

どのインストルメントもノートクリップでピッチ、ベロシティ、その他を編集することができます。
サンプラーはピッチとベロシティの切り替えが可能なマルチサンプル編集に対応していますが、ゾーンクロスフェードのような派手な機能はありませんが必要十分だと思いました。

サードパーティー製のプラグイン・インストルメントにも、もちろん対応しています。

Bitwig_Studio_img37.png



すべてのインストゥルメントは、プラグイン本体に搭載されている機能とは別にモジュレーターを割り当てることができます。
パネル左下の水平の矢印をクリックするとモジュレーターを選択する画面が現れ、ADSRエンベロープやLFO、ステップシーケンサーなどが用意されています。
例えば内蔵されているインスツルメントプラグインのPOLYSYNTH は、本体にはLFOは内蔵されておりませんが、このモジュレーターを使用することによりLFOモジュレーションを行うようになっています。

Bitwig_Studio_img38.png

このようにインスツルメントトラック自体が、シンセサイザーなみのモジュレーション機能持っているといえると思います。

全体としてBitwig Studioは、モジュラー・オーディオとシンセシス環境により新しいインストルメントやエフェクトを作ることができるようになったことと、複数のコンピュータをネットワーク接続して、ひとつのプロジェクトでリアルタイムに共同作業できる機能が素晴らしと思います。
まるでモジュラー方式のシンセサイザーに本格的なDAW機能が加わったという印象を持ちました。
無限の可能性を感じさせるDAWソフトだと思いました。



サウンドハウス

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