2023年
05月
23日 22:42
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【セール約35%OFF】 AudioThing「Noises」は音楽制作に広大なノイズの世界をもたらします。 レアな機器から奇妙なフィールド録音まで、探索的でインスピレーションあふれるサウンドです。
AudioThing - Noises レビュー
AudioThing『Noises』
ユニークなノイズ・テクスチャを生成するプラグイン・インストルメント
参考価格10,524円が特価6,864円(投稿時価格・為替により変動します)
Pluginboutiqueより製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique様並びに関係者様に感謝致します。
AudioThing『Noises』は、ドイツの作曲家兼YouTuberのHainbachとのコラボレーションによる、Gong Amp、Wires、Things Motorに続く、4つ目のプラグインです。
前3作はプラグイン・エフェクトでしたが、今回はプラグイン・インストゥルメントとなっています。
実験的なバーチャル・インストルメントで、ノイズを使った様々なSEを作ることができます。
ベルリンにあるHainbachのサウンドラボからユニークなノイズ素材を詰め込んだ、実験的なサンプルベースのインストゥルメントで、ライブラリには希少なヴィンテージ計測機器やテープ機器、アナログシンセ、フィールドレコーディングなどから新たに作り出された数百のノイズが収録されています。
ノイズとは、通常不快で入ってはいけない音というのが一般的で、ネガティブなものとして捉えられることが多いと思います。
工事現場の騒音や大都市の雑踏など基本的に除去する対象となります。
また、音楽スタジオやライブのセットアップに欠陥があったり、配線が正しくないなど不要な干渉で発生する場合もあります。
しかし、AudioThing『Noises』はノイズをポジティブに捉え、創造的に利用する事を目的として、エレクトリックミュージックのトラックやシンセサイザーの音をより個性的にするためノイズを生成します。
Noisesの中核は、各バンクの8つのサウンド間をクリエイティブにクロスフェードできる精密なクロスフェーダーです。
サウンドはリアルタイムにさまざまな方法で操作することができます。
左側には、レベル、ピッチ、アウト・ゲイン、アタック、リリースをコントロールできるパフォーマンス・セクションがあります。
そして、マルチモードフィルターでサウンドを整え、内蔵のビットクラッシャーエフェクトでダーティなキャラクターを吹き込むことができます。
また、ノイズを動かすためのシーケンサーも搭載されています。
シーケンスを再生したり、音をミュートしたり、ランダム化したりすることができます。
トリップセクションでは、トリップモジュレーション(振り子、ランダム)を選択し、その速度を設定し、ファジーコントロールを使用してランダム性を追加することができます。
このプラグインは2つの方法で使用することができます。
フリーモード(sync = free)では、トリガーボタンまたはMIDIノートでノイズのオン/オフを切り替えることができます。
また、ホストモード(sync = host)では、DAWのプレイバックに合わせてプラグインが起動・停止します。
さらに、Noisesは内蔵ライブラリに縛られることなく、自分のサンプルをロードして独自のノイズバンクを作成することも可能です。
WAV、AIFFだけでなく、FLACやOGGのような高音質フォーマットにも対応しています。
全体の印象としてはとても個性的で刺激的なインストゥルメント・プラグインという印象です。
非常に使いやすく、カスタムサンプルに対応しているため、サウンドバリエーションは計り知れません。
私はこのプラグインが、ノイズがいかに美しく、繊細で、個性的な音になり得るかという、ノイズのもう一つの側面を示してくれるところが好きです。
■主な特徴
21個のノイズバンク
1.18GBのサンプル
Hainbach社製プリセット118種類
マルチモードフィルターとビットクラッシャー
トリップモジュレーション
リサイズ可能なウインドウ
ランダマイザー付きプリセットシステム