2022年
06月
25日 22:43
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Sound Particles - Density レビュー 革新的なグラニュラー技術を使用してソロ入力からアンサンブルサウンドを作り出すことが出来るプラグイン
Sound Particles - Density レビュー
Sound Particles『Density』
Pluginboutiqueより製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique並びに関係者様に感謝致します。
今回はSound Particlesの新しいプラグイン『Density』を見ていきたいと思います。
Densityとは音の密度を表す単語ですがこのプラグインは、入力にされたサウンドを、グラニュラーシンセシスなどいくつかの手法によって、ソロパートからアンサンブルサウンドを作り出すことが出来ます。
わかりやすく例えると、ソロボーカルが合唱団に、ソロバイオリンが弦楽アンサンブルに変化させることが出来ます。
わかりやすく例えると、ソロボーカルが合唱団に、ソロバイオリンが弦楽アンサンブルに変化させることが出来ます。
それでいて誰でも簡単に使えるように考えられていて、ベーシックなものから、少しずつ複雑なチューニングを施していく3つの動作モードが備えられています。
BASICモード
まずは BASIC モードでお好みのソロ楽器を入れてみて下さい。
ベーシックモードは4声(グレイン)の「SMALL ENSEMBLE」、16声(グレイン)の「LARGE ENSEMBLE」を選ぶことができます。
ベーシックモードは4声(グレイン)の「SMALL ENSEMBLE」、16声(グレイン)の「LARGE ENSEMBLE」を選ぶことができます。
中央やや右側にあるにある「DETUNE」ノブでに各グレインのピッチをずらすことができます。
最初はセント単位で調整ができてノブを右側に回すとステップ単位となり、より大きくピッチをズラすことができるようになっています。
デフォルトの状態では「DETUNE」ノブの下にある「ADD BASS」 スイッチがオンになっていますので1オクーターブログ作業下の低音パートのグレインが追加されています。
「ADD BASS」 スイッチをオフにすることで低音パートが発音しなくなります。
最初はセント単位で調整ができてノブを右側に回すとステップ単位となり、より大きくピッチをズラすことができるようになっています。
デフォルトの状態では「DETUNE」ノブの下にある「ADD BASS」 スイッチがオンになっていますので1オクーターブログ作業下の低音パートのグレインが追加されています。
「ADD BASS」 スイッチをオフにすることで低音パートが発音しなくなります。
BASIC モードを使ってもう少し深くエディットしたい場合は「DETUNE」モードを使います。
「DETUNE」モードより高度なコントロールが可能で、パートの発生や音色の動きに関するいくつかのパラメータを微調整することができます。
BASIC モードと同じ働きです。
■DELAY RANGE
発音するグレインの原音とのディレイを1秒まで 設定することができます。
■GRAIN SIZE」
発音するグレインの発音継続時間を1秒まで 設定することができます。
■DYNAMIC RANGE」
各グレインに適用されるダイナミックレンジ(音量の差)を設定します。
■POSITION DIVERGENCE
ステレオ空間に置いて 原本から各プレインがどの程度離れて発音するか設定します。
0%だと原音と同じ位置ですべてのグレインが発音し、100%だと最もワイドにグレインがランダムに配置されます。
■VOICE SPEED
値を上げることにより、前後左右に配置したグレインが回転しながら発音するような効果が得られます。
どのように回転してるかは、 画面中央に リアルタイムに表示されますのですぐわかると思います。
■MOVEMENT
動きの種類(ランダム、時計回り、反時計回り)をオプションのポップアップメニューから 選択することができます。
■GRAIN TYPE
ポップアップメニューにより、使用するグレインの種類を(レギュラー、リバース、両方)より選択することができます。
■VOICES Nr
グレインの数を最大100ボイスまで指定して発音させることが出来ます。
■XY PAd
左下にあるXYパッドは、任意に選択出来る2つのパラメータをXYパッド上でコントロールするとこが出来ます。
ベーシックモードよりたくさんのパラメーターがありさまざまに動きをコントロールすることができると思います。
ベーシックモードよりたくさんのパラメーターがありさまざまに動きをコントロールすることができると思います。
MULTIPITCHモード
MULTIPITCHモードはすべてのグレインをコントロールすることができます。
すべてのグレインのピッチ、ブレイン内のボイス数、そしてゲインを個別にコントロールするグループごとのスロットを持ち、異なるグループのボイスをコントロールすることが可能です。
デフォルトではXY PADが隠れた状態になっていますが、XY PADタブをクリックすることにより表示されます。
基本的なパラメーターはDETUNEモードで記載した内容を同じですが、「PITCH」「VOICE Nr.」「GAINは」各スロット毎に調整可能となっています。
Output Section
■IN
このボタンを押すと、ポップアップメニューが表示され、入力フォー マットのさまざまなオプションが表示されます。
■OUT
このボタンを押すと、ポップアップメニューが開き、出力フォー マットのさまざまなオプションが表示されます。
■Input
出力に送られる入力信号のレベルをコントロールします (ドライ信号)
■Output
プラグインの出力レベルをコントロールします。
■Voices
出力に送られるヴォイス信号のレベルをコントロールします(ウエットシグナル)。
現在の信号レベルは、インターフェイスの右側にあるメーターで確認できます。
メーターの上で右クリックすると、ポップアップメニューが表示されます。
このメニューでは、アニメーションをリセットしたり(クリップしている場合など)、使用中のフォーマットを確認することができます。
最後になりましたが画面上部のツールバーはプラグインの使用を支援する一連の機能が組み込まれています。
左からノイズレスな バイパススイッチ、 ウインドウのサイズを25%から400%で指定で来るズーム、 サイコロのマークは 各パラメーターをランダムで変更させることもできるランダマイズ・ボタン。
中央にはプリセットを選んだり、オリジナルのセッティングを保存したりすることが出来るようになっています。
Densityは、オーディオソースに幅、奥行き、空間を追加するための素晴らしいプラグインで、ビジュアライザーを使って、ミックスに空間性を追加するので、自分がどのようにソースに影響を与えているかを正確に把握することができます。
3つのモードを備えているため、 初心者から上級者まで幅広く使っていただけるプラグインだと思います。
ソースによってはあまり効果的ではない場合がありますが、個人的には かなり使用頻度の高いプラグインなる予感がします。
ソースによってはあまり効果的ではない場合がありますが、個人的には かなり使用頻度の高いプラグインなる予感がします。