2023年
03月
11日 17:51
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Polyverse - Manipulator レビュー モノフォニック・オーディオの音色やピッチを、これまでにない新しい方法で劇的に変化させることができるボーカル・プロセッシング・プラグイン
Polyverse - Manipulator レビュー
Polyverse『Manipulator』
Pluginboutiqueより製品をご提供を頂きましたのでレビューして行きたいと思います。
この場をお借りしてPluginboutique様並びに関係者様に感謝致します。
プラグインを使用して制作したサウンドとビデオを作りました。
実際にプラグインの効果を確認出来ますのでご覧下さい。↓
商品概要
ほぼ無限のコントロール
Polyverse『Manipulator』ピッチシフターエフェクトでで、さまざまな効果を得ることが出来るプラグインです。
Manipulatorのアルゴリズムは、ピッチ、フォルマント、ハーモニックスのシフト、周波数変調とグレインの交互変化など10種類の主要なエフェクトに基づいています。

Manipulatorは3つの音声操作アルゴリズムを搭載しており、それぞれを単独で使用することも、すべてを同時に使用することも可能です。

Manipulatorは3つの音声操作アルゴリズムを搭載しており、それぞれを単独で使用することも、すべてを同時に使用することも可能です。
ピッチシフターは、ピッチとフォルマントをコントロールし、オーディオを粒状にスライスして、微妙な効果から過激な効果まで幅広く変化させることができます。
ピッチを変えずに音色を変化させるハーモニックシフターでは、ボーカルをすぐに荒々しいロボットなどに変えてしまいます。
また、個々のサイクルを粒状にカットし、そのサイクルのピッチを上下にシフトするGrain Alternatorがあり、ピッチを維持したままボーカルのキャラクターを極端に変化させることもできます。
ボーカル・プロセッサーとして、ちょっとしたダブリングから、コーラスの生成、サイケデリックなサウンドまで、 ボーカル・プロセッサーとして様々なピッチに関するエフェクトを得ることができます。
モノフォニックやリズミカルな音源など特にManipulatorと相性が良いと思います。
リアルタイム・ピッチコントロール
キーボードからのMIDI信号を受信して、最大4つのポリフォニックボイス・ピッチシフトを制御することも可能で、ピッチをシームレスにトランスポーズし、入力されたオーディオにユニークな効果を追加します。
MIDIモードでは、Off(MIDIは無効)、Mono(1つの音だけを再生)、Poly(最大4声のポリフォニー)、Mono と Poly モードの「Gated」(MIDI が受信されないとプラグインがミュート)が選択でき、プラグインを介してモノフォニックオーディオ信号に受信したMIDIデータに基づいて、ライブハーモニーを作成できます。
また、Smear、Stereo、Detuneの3つの専用エフェクトも装備されていて、Smearは過激な効果が得られるようになっています。
モジュレーション・スロット
モジュレーションスロット4つのスロットがあり、Meta Knob、MIDI、Sequencer、Follower、ADSRの5つのモジュレーションソースのいずれかを保持することができます。
モジュレーションソーススロットは、関連するモジュレーション・コントロールと一致するように色分けされています。
複数のスロットに同じ種類のモジュレーション・ソースを入れることができますが、それぞれのソースは独立しています。
モジュレーションをスロットにロードするには、そのモジュレーター名(何も設定されていなければOFF)をクリックすれば、利用可能なモジュレーターを選択できるようになっています。
各モジュレータは独立して設定でき、異なるパラメータに影響を与えるようルーティングすることができます。
プリセット
これらの多くは、デフォルトの設定がかなり過激でしたので個人的には、 ちょっとパラメーターを調整して少し弱めて使用すれば良い結果が得られると感じました。
もちろんゼロから独自のものを作成することもできます。
プリセットを試した印象では、ボコーディングやピッチング、ロボットのようなものを行う典型的なボイスプロセッサーの域をはるかに超えていると思いました。
開発者は、ボーカルをシンセサイザーのように使うことについて話していましたが、その目標は完全に達成されていると思います。
Infected Mushroomとの共同開発
象徴的なエレクトロニック・ミュージック・デュオ、インフェクテッド・マッシュルームとのコラボレーションにより開発されたManipulatorは、インフェクテッドの特徴的なボーカル制作技術の多くを誰もが利用できるようにしたプラグインです。
何年にもわたる開発プロセスを通じて、プラグインのベータ版を常に変化させながら、彼らのアルバムやライブ・パフォーマンスの制作に使用し、フィードバックすることにより、Manipulatorは現在の究極のボイスプラグインへと積み上げられて完成しました。
まとめ
実際に使用した感想はレイテンシーも全く問題なく、CPUの消費量が少なかったです。
音質も非常に鮮明なサウンドで自然で滑らかなフォルマントを持っています。
音質も非常に鮮明なサウンドで自然で滑らかなフォルマントを持っています。
強力で多機能なボーカルプロセッシングツールで、本当に可能性は無限大であるという印象でした。
微妙な効果から過激な効果まで、幅広く変更することができ、EDMのコンポーザーやプロデューサーに特におすすめです。
微妙な効果から過激な効果まで、幅広く変更することができ、EDMのコンポーザーやプロデューサーに特におすすめです。
主な機能
- サウンドを様々にエフェクトし、新しいサウンドに仕上げることが出来ます。
- ボーカルやインストルメントの音色や音程を変化
- 10種類のエフェクトと無限の組み合わせ
- 既存の演奏のメロディーを変更
- 最大4つのポリフォニックボイスでハーモニーを作成
- 豊富なモデュレーション機能
- ライブ演奏のためのリアルタイム・プロセッシング
- VST / AU / AAXプラグインフォーマットに対応