LEXICON 480L
■■■LEXICON 480L機材情報■■■
20年以上もの間、LEXICONはデジタル・リバーブ界の
リーダー的存在を担ってきました
1979年にその草分けともいえる224を発表し、その後、
ワールド・スタンダード・モデルとも呼べるLEXICON 480Lが1986年に登場
それ以来、現在に至るまでレコーディング・スタジオのみならず、
すべての音響分野の現場にまで、これほど幅広く普及したリバーブ・エフェクターは
ほかにはないのではないでしょうか。
当時、低価格で高品質なデジタル機器が相次いで発表されていた中、
多くのスタジオがこの480Lを導入しました。
価格的には100万円以上もするデジタル・エフェクターの
最高峰と言うべき480L(224はさらに高額であった)が、
今なお世界中でで愛されてやまないその由縁をひもといていくことにします。
LEXICON 480Lは、サンプリング・レートが48kHzと44.1kHzの
いずれかを選択可能でエンコード部の解像度は18ビット
2系統のプログラムを同時に使用することができ、
プログラムの種類は内蔵のアルゴリズムに加え、
オプションのカードを合わせると約200種類にもなります。
また専用のRAMを使えば最大50のカスタム・セットアップを
保存することが可能です。
さらに、LEXICON 480LにはLARC(Lexicon Alphanumeric Remote Control)と
呼ばれるリモート・コントローラーも用意されていて、
これを便うと最適なリスニング・ポイントに居ながら、
各プログラムヘのアクセスはもちろん、パラメーター設定を6本のフェーダーで
コントロールできとても便利です。
しかも、1台で2系統の異なったエフェクトを同時に操ることが可能で、
LEDヘッドルーム・インジケーターによって入力信号のレベルもチェックできます
このLARCは、どこのスタジオでもコンソールの真ん中に置かれていて、
今や大型コンソールを備えたスタジオには必ずあると言っても過言ではありません
エンジニア技術の視覚的アピールにも一役買っている優れものなのです。
LEXICON 480L最大の魅力は、何といっても
そのサウンドのクオリティではないでしょうか。
当時としては最高水準のDSP技術を駆使して開発されたLEXICON 480Lは、
どのプログラムを選択しても自然な透明感のあるサウンドを届けてくれます。
最もよく使われるプログラムは、Bank 4 Plate内のA Plateだと思います。
これは歌やリズム系、上モノなどすべてにおいてスムーズな残響音が得られ
オケに大変なじみやすいのが特徴です
同バンクのFat Plateも深みがありストリングスなどオーケストラものには最適です。
ホール系ならBank 1 480 HallsのJazzHaIIやAuto Parkがよく使われます。
アコースティックなジャズの楽曲には、すべての楽器にJazz HaIIを
かけて臨場感を出すこともあるほどです。
また激しいロックの歌などにはAuto Parkを選んでリバーブ・タイムを
3s以上にしたときに得られるドーンという重厚感のあるリバーブを使うと、
オケに歌がよく混じるようになります。
さらにエレクトリック・ギターの刻みにはBank 3 Wild Spaceの
Metallicaが迫力があってお薦めです。
これらリバーブの音色はデジタル・プロセッサーにもかかわらず、
決してデジタルを感じさせないもの。
その自然なリバーブ感はさすがLEXICONといった感じです。
ザラザラした残響音ではなくスムーズな流れるリバーブ感は、
この480Lでしか得ることができないくらいです。
しかも、480Lはピッチ・チェンジ、コンプレッサー、マスタリングEQ、
チューナー(A=440Hz)としても使用でき、はたまたピンク・ノイズも
出せるというまさにマルチエフェクター・ユニットでもあります
LEXICON 480Lの魅力は、今日までに数多くのエンジニア、
ミュージシャンによって最大限に引き出され、そのサウンドは
数々のヒット曲を通して聴くことができます。
登場から20年近く経った今も、NO.1デジタル・リバーブとして稼勤していて、
日本のみならず世界のスタンダードにまでのし上がった480L。
その要因は最高技術を集約してシミュレートされた
独特のリバーブレーションにほかなりません。
最近、ある最新高音質デジタル・リバーブを使ってみたのですが、
変に残響音がギラギラして逆に不自然に聴こえてしまい
使用をやめてしまったことがありました。
そして、最終的にはLEXICON 480Lにすがることになってしまったのですが、
やはり良いリバーブには安心感がありました。
生産中止となった今でも第一線で活躍する480Lは、
まさしくキング・オブ・デジリバの名に値すると言えるでしょう。

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20年以上もの間、LEXICONはデジタル・リバーブ界の
リーダー的存在を担ってきました
1979年にその草分けともいえる224を発表し、その後、
ワールド・スタンダード・モデルとも呼べるLEXICON 480Lが1986年に登場
それ以来、現在に至るまでレコーディング・スタジオのみならず、
すべての音響分野の現場にまで、これほど幅広く普及したリバーブ・エフェクターは
ほかにはないのではないでしょうか。
当時、低価格で高品質なデジタル機器が相次いで発表されていた中、
多くのスタジオがこの480Lを導入しました。
価格的には100万円以上もするデジタル・エフェクターの
最高峰と言うべき480L(224はさらに高額であった)が、
今なお世界中でで愛されてやまないその由縁をひもといていくことにします。
LEXICON 480Lは、サンプリング・レートが48kHzと44.1kHzの
いずれかを選択可能でエンコード部の解像度は18ビット
2系統のプログラムを同時に使用することができ、
プログラムの種類は内蔵のアルゴリズムに加え、
オプションのカードを合わせると約200種類にもなります。
また専用のRAMを使えば最大50のカスタム・セットアップを
保存することが可能です。
さらに、LEXICON 480LにはLARC(Lexicon Alphanumeric Remote Control)と
呼ばれるリモート・コントローラーも用意されていて、
これを便うと最適なリスニング・ポイントに居ながら、
各プログラムヘのアクセスはもちろん、パラメーター設定を6本のフェーダーで
コントロールできとても便利です。
しかも、1台で2系統の異なったエフェクトを同時に操ることが可能で、
LEDヘッドルーム・インジケーターによって入力信号のレベルもチェックできます
このLARCは、どこのスタジオでもコンソールの真ん中に置かれていて、
今や大型コンソールを備えたスタジオには必ずあると言っても過言ではありません
エンジニア技術の視覚的アピールにも一役買っている優れものなのです。
LEXICON 480L最大の魅力は、何といっても
そのサウンドのクオリティではないでしょうか。
当時としては最高水準のDSP技術を駆使して開発されたLEXICON 480Lは、
どのプログラムを選択しても自然な透明感のあるサウンドを届けてくれます。
最もよく使われるプログラムは、Bank 4 Plate内のA Plateだと思います。
これは歌やリズム系、上モノなどすべてにおいてスムーズな残響音が得られ
オケに大変なじみやすいのが特徴です
同バンクのFat Plateも深みがありストリングスなどオーケストラものには最適です。
ホール系ならBank 1 480 HallsのJazzHaIIやAuto Parkがよく使われます。
アコースティックなジャズの楽曲には、すべての楽器にJazz HaIIを
かけて臨場感を出すこともあるほどです。
また激しいロックの歌などにはAuto Parkを選んでリバーブ・タイムを
3s以上にしたときに得られるドーンという重厚感のあるリバーブを使うと、
オケに歌がよく混じるようになります。
さらにエレクトリック・ギターの刻みにはBank 3 Wild Spaceの
Metallicaが迫力があってお薦めです。
これらリバーブの音色はデジタル・プロセッサーにもかかわらず、
決してデジタルを感じさせないもの。
その自然なリバーブ感はさすがLEXICONといった感じです。
ザラザラした残響音ではなくスムーズな流れるリバーブ感は、
この480Lでしか得ることができないくらいです。
しかも、480Lはピッチ・チェンジ、コンプレッサー、マスタリングEQ、
チューナー(A=440Hz)としても使用でき、はたまたピンク・ノイズも
出せるというまさにマルチエフェクター・ユニットでもあります
LEXICON 480Lの魅力は、今日までに数多くのエンジニア、
ミュージシャンによって最大限に引き出され、そのサウンドは
数々のヒット曲を通して聴くことができます。
登場から20年近く経った今も、NO.1デジタル・リバーブとして稼勤していて、
日本のみならず世界のスタンダードにまでのし上がった480L。
その要因は最高技術を集約してシミュレートされた
独特のリバーブレーションにほかなりません。
最近、ある最新高音質デジタル・リバーブを使ってみたのですが、
変に残響音がギラギラして逆に不自然に聴こえてしまい
使用をやめてしまったことがありました。
そして、最終的にはLEXICON 480Lにすがることになってしまったのですが、
やはり良いリバーブには安心感がありました。
生産中止となった今でも第一線で活躍する480Lは、
まさしくキング・オブ・デジリバの名に値すると言えるでしょう。

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