MINIBRUTE

Native Instrumentsのコミュニティページでは、REAKTORを使用して作成したライブラリをユーザー間で共有できる「ユーザーライブラリ」というものがあります。
どれも無料でダウンロード可能で、REAKTOR USER LIBRARYでは現在4000を超えるアンサンブルがアップされています。
その中の一つが今回紹介する 『MINIBRUTE』 です。
その中の一つが今回紹介する 『MINIBRUTE』 です。
REAKTORが必要ですがプラグイン自体は無料です。
Birk Wäsch氏制作の『MINIBRUTE』はArturia社の「Mini Brute」を忠実に再現したもので、「Mini Brute」に興味のある方は嬉しい内容です。
Birk Wäsch氏制作の『MINIBRUTE』はArturia社の「Mini Brute」を忠実に再現したもので、「Mini Brute」に興味のある方は嬉しい内容です。
フロントパネルの位置やデザインもほぼオリジナル通りです。
『MINIBRUTE』はオリジナル同様アナログモノフォニックシンセサイザーとなりますの残念ながら和音を出すことは出来ません。
『MINIBRUTE』はオリジナル同様アナログモノフォニックシンセサイザーとなりますの残念ながら和音を出すことは出来ません。
それでは早速ですが詳しく見ていきたいと思います。
まずはオシレータ部から
オシレータ部はサブOSC、ノコギリ波、矩形波、三角波、ホワイトノイズ、装備されています。
サブOSCは矩形波とサイン波を選択でき、メインのオシレーターに対して1オクターブ下と2オクターブ下の音を出すことが出来ます。
サブOSCは矩形波とサイン波を選択でき、メインのオシレーターに対して1オクターブ下と2オクターブ下の音を出すことが出来ます。
ノコギリ波は「Ultrasaw Amt」ノブを回すことにより通常のノコギリ波はから「Ultrasaw」に変化します。
Rolandの「SuperSaw」のようなサウンドです。
その下の「Ultrasaw Rate」でUltrasawの揺れ具合を調整することが出来ます。
矩形波は「Pulse Width」モジュレーションが調整可能、「FILTER ENVELOPE」により「Pulse Width」を変化させることが出来ます。
その下の「ENV Amt」ノブによりENVELOPEのかかり具合を調整出来ます。
その下の「ENV Amt」ノブによりENVELOPEのかかり具合を調整出来ます。
三角波は基本的にはシンプルな波形で、個人的にはシンプルな音色を作るときや、ちょっとして厚みを加えたい時に使用していますが『MINIBRUTE』の三角波には「Metalizer」とうノブがあり、金属的な』音色に変化します。
こちらの「Metalizer」も「ENV Amt」ノブにより「FILTER ENVELOPE」のかかり具合を調整出来ます
ホワイトノイズはアナログシンセでは一般的なキャラクターで使いやすいと思います。
ホワイトノイズはアナログシンセでは一般的なキャラクターで使いやすいと思います。
『MINIBRUTE』はこれらのオシレーターを選択するのではなく「OSCILLATOR MIXER」でミックス量を調整して出力しています。
つまり、サブOSC、ノコギリ波、矩形波、三角波、ホワイトノイズ、5つをすべてを発音させて「OSCILLATOR MIXER」で調整することが出来ます。
実質3オシレーター+サブOSC+ホワイトノイズ...となりますので、かなり重圧なサウンドを出すことが出来ると思います。
次は『MINIBRUTE』のエンベロープ・ジェネレーターを見ていきます。
エンベロープ・ジェネレーターはADSR方式のエンベロープが2基搭載されていて、それぞれFILTERとAMP専用となっています。
LFOは1基搭載されていて、6種類のLFOが搭載されています。
「PWM&Metalizer」「Pitch」「Filter」「Amp」に対してそれぞれ適応量を個別に調整出来るようになっています。
「PWM&Metalizer」「Pitch」「Filter」「Amp」に対してそれぞれ適応量を個別に調整出来るようになっています。
LFOのスピードはRateつまみで調整する他に、アルペジエーターのテンポに合わせることも出来るようになっています。
次は『MINIBRUTE』に搭載されているアルペジエイターを見ていきます。
アルペジエーター部、左上のスイッチをONにすることによってアルペジエーターが機能します。
アルペジエーター部、左上のスイッチをONにすることによってアルペジエーターが機能します。
ONの状態でキーボードで何かしらのコードを押さえるとアルペジオパターンが再生されます。
STEPノブで4分音符、8分音符、16分音符などを選択し、テンポノブでスピードを設定。
Octaveノブを2以上に設定する事により、鍵盤で押さえているノートで2(3、4)オクターブの範囲でアルペジをパターンを再生します。
Octaveノブを2以上に設定する事により、鍵盤で押さえているノートで2(3、4)オクターブの範囲でアルペジをパターンを再生します。
コントローラー部を見てみましょう。
こちらはアフタータッチやモジュレーションホイール、ピッチベンドの設定が出来ます。
モジュレーションホイールはフィルターのカットオフ、「VIBRATO」で設定したビブラート、LFOのかかる量のいずれかを選択して設定出来ます。
アフタータッチはフィルターのカットオフ、「VIBRATO」で設定したビブラートのいずれかを選択でき、オフにすることも出来ます。
「Glide」は一般的に言うポルタメントで、ノブでかかる量を調整出来ます。

最後となりましたが、パネル右上の「Brute Factor」についてです。
「Brute Factor」はフィードバックサウンドの一種で、ヘッドフォンアウトをエクスターナルオーディオインにパッチングするという、ヴィンテージモジュールシンセ時代に使われたテクニックを再現した機能です。このフィードバックサウンドで繊細なドライブから過激な変調までを加えることができるようになっています。
以上簡単ですが『MINIBRUTE』 の機能をご紹介致しました。
ファクトリープリセットは27と、ちょっと少ないものの、構成はシンプルですので、アナログ系のシンセを使ったことのある方でしたら1から目的の音を作るのにそんなに苦労はないと思います。
もちろん本家Minibruteの代替えになるものではありませんが、十分に魅力的なソフトシンセであると思います。
Native InstrumentsのReaktor 5以上が必要です。
もちろん本家Minibruteの代替えになるものではありませんが、十分に魅力的なソフトシンセであると思います。
Native InstrumentsのReaktor 5以上が必要です。
Arturia MiniBrute
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