2022年
06月
15日 20:32
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Pulsar Audio - Echorecレビュー 磁気ディスクによる伝説的なエコー・ユニットを忠実にエミュレーションしたプラグインエフェクト
Pulsar Audio - Echorecレビュー
Pulsar Audio『Echorec』
磁気ディスクによる伝説的なエコー・ユニットを忠実にエミュレーションしたプラグインエフェクト
Pulsar Audioの「Echorec」は、1960年代にイタリアのブランドBinsonによって製造された、同じ名前のエコー/ディレイユニットのソフトウェアエミュレーションです。
サチュレーション、自己発振、オーバーサウンドなどの特徴を持ち、70年代の音楽を形成するデバイスとして知られています。
壊れやすく、メンテナンスが難しいことでも知られているこの伝説的なエコー・ユニットを忠実にエミュレーションし、さらにモーター速度(ディレイ・タイム)をリアルタイムで変更したり、タップ・テンポを含む任意のテンポに同期させるなど、オリジナルに多くの改良が加えられています。
また、3台の異なるコンディションのユニットを精密にモデリングし、最もクリーンなマグネティック・ディレイから最もグランジなサウンドまで、すべてのサウンドを再現することが出来ます。
テープエコーとは異なる磁気ディスクと4つの読み取りヘッドを使用したエフェクトは、ピンクフロイド、シャドウ、ジミーページなど、多くの70年代のバンドのサウンドに大きく貢献しています。
本格的なチューブサウンド
Binson Echorecのオールチューブ入力セクションの正確なサウンドが正確に再現されています。プリエンファシスフィルターのモデリングに特別な注意が払われました。
Magnetic Field Recreation
磁気デバイスを通過する音を磁気飽和を含むEchorecディスクの複雑なプロセスが正確にモデル化されています。
ステレオドリフト
Pulsar Audioは左右のチャネルをわずかに離調することによりより大きなステレオエコーが得られます。
クリエイティブな変調
Echorecの最も優れた機能の1つは、指でディスクの速度を落とす機能です。
その結果、創造的なピッチ変調や、遅延した信号に対するワウおよびフラッター効果が生まれます。
3つのユニット
今日発見されたビンソンのユニットは、50年の歴史があります。
いくつかは未使用の状態にあり、一部は使用されています。
測定中に、各ユニットに特別な色があり、ユニットの状態とは関係なく、いくつかは本当に良いことがわかりました。
そこで、私たちは最も気に入った3つのユニットを選択しました。
オフモード
一部のエフェクトは、サウンドへの影響がまったく想定されていない場合でも、信じられないほど良いサウンドになります。
Binson Echorecはその1つです。そのため、Pulsar Audioは、遅延なしで遅延信号の色とグリットを再現するオフモードを慎重に設計しました。
他のデジタル系のディレイでは出すことの出来ない質感を持っています。
他のデジタル系のディレイでは出すことの出来ない質感を持っています。
特にギター、ボーカルに最適な印象です。
また、このプラグインを通しただけで真空管独特の音の厚みやサーチュレーション効果がありますので、エコーをオフにしてドラムなどにも使用すると効果があります。
また、このプラグインを通しただけで真空管独特の音の厚みやサーチュレーション効果がありますので、エコーをオフにしてドラムなどにも使用すると効果があります。
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